2008年02月21日

バッハやヘンデルより、人気と名声のあったテレマン

ゲオルグ・フィリップ・テレマンは、後期バロック音楽を代表するドイツの作曲家。
生前は同時代の作曲家であったバッハやヘンデルより、人気と名声のあった作曲家とされます。彼の作品は優に4000曲を超え、いまだに整理がしきれていないそうです。

テレマンは、12歳でオペラを作曲し始めた神童でした。
若いころにポーランドとドイツのアイゼナッハの宮廷楽長をしています。1722年、ライプツィヒの聖トマス教会の楽長が亡くなった時、ライプツィヒ市はまずテレマンを招聘しようとしましたが断られ、仕方なく知名度の低かったバッハを招聘したというエピソードがあります。

テレマンには、多作家の音楽職人、耳あたりのよい音楽を繰り返し書いた大衆迎合の音楽家といったイメージがつきまとっています。しかし、当時はJSバッハより遙かに著名な音楽家だったのです。

JSバッハのように、ドイツ・プロテスタント音楽の伝統を守ろうとした音楽家より、テレマンのように今風なフランス音楽を得意とする音楽家の方が、18世紀のヨーロッパでは遙かに人気があったわけです。

最近のオリジナル楽器の演奏で、フランスバロックやテレマンの真価が見直されて来ました。
バッハは重厚な感じがありますが、それに比べてテレマンは確かに快く聞きやすい気がします。構えることなく楽しく聴ける音楽、心和み身近な音楽、それも素晴らしい音楽の魅力だと思います。

posted by suzusuzu at 16:15| Comment(0) | TrackBack(0) | テレマン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月05日

バロック音楽の百科全書「ターフェルムジーク(食卓の音楽)」

テレマンは、オペラ20曲、室内楽200曲、協奏曲100曲、管弦楽130曲、受難曲46曲、教会カンタータ1000曲という膨大な作品を残しています。

40歳となった1721年、ハンザ自由都市ハンブルクに移動、その後46年間、都市音楽監督兼ヨハネスカントールとして、オペラ、コンサート、教会音楽や出版を行い、高い名声を得ました。

テレマンは、裕福な市民層を相手に作品の予約販売という方法で成功を収めたほか、隔週の音楽雑誌「忠実な音楽の師」を刊行、毎号、新作楽譜を掲載するという新手の商法を生み出すという商売上手でありました。

ターフェルムジーク(食卓の音楽)は、宮廷の宴席で好んで演奏された室内楽を集めたもの。

三つの曲集からなり、各々の曲集に、管弦楽組曲、コンチェルト、四重奏曲、トリオ・ソナタ、ソロ・ソナタといった異なった器楽合奏曲が含まれ、「バロック音楽の百科全書」とも呼ばれているそうです。

その作曲については、ドイツ国内、イギリスやフランスだけでなく、ロシアからも予約注文があったといいます。

明るく洗練された優美さと時代を先取りした和声感、さらには楽器の持つ色彩感や個性を生かしたその音楽の魅力が20世紀後半から再び見直されるようになりました。

優雅で叙情的なメロディが美しく印象的なテレマンの楽曲。もっともっと聴いてみたい気がします。

posted by suzusuzu at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | テレマン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。